「新世界訳」は正確ですか
「
信 頼 性 。「新 世 界 訳 」は,最 新 の学 術 研 究 と最 も信 頼 性 のある古 代 写 本 に基 づいています。それに対 し,1611年 に完 成 した「ジェームズ王 欽 定 訳 」(英 語 )は,「新 世 界 訳 」の翻 訳 で使 用 された写 本 ほど古 くない,やや正 確 さに欠 ける写 本 に基 づいています。忠 実 さ。「新 世 界 訳 」は,神 の霊 感 のもとに記 された音 信 をそのまま伝 えるよう努 力 しています。(テモテ第 二 3:16)多 くの聖 書 翻 訳 は,神 の音 信 への忠 実 さを犠 牲 にして,人 間 の伝 統 に従 ってきました。例 えば,神 の固 有 の名 前 エホバを,「主 」や「神 」といった称 号 に置 き換 えています。逐 語 的 な訳 。「新 世 界 訳 」は,自 由 訳 とは違 い,自 然 さや原 文 の意 味 が失 われない限 り,できるだけ字 義 どおりに訳 しています。聖 書 の原 文 を自 由 に言 い換 える翻 訳 では,人 間 の解 釈 を加 えたり,重 要 な詳 細 を切 り捨 てたりする恐 れがあります。
「新 世 界 訳 」と他 の訳 との相 違 点
「新 世 界 訳 」に対 する,エホバの証 人 ではない学 者 たちの好 意 的 な論 評
「クリスチャン・ギリシャ
語 聖 書 新 世 界 訳 」に関 して,著 名 な聖 書 翻 訳 者 で聖 書 学 者 のエドガー・J・グッドスピードは,1950年 12月 8日 付 の手 紙 の中 でこう書 いています。「私 は皆 様 の宣 教 の業 およびその世 界 的 な規 模 に関 心 を抱 いています。そして,この自 由 で率 直 な,力 強 い翻 訳 に非 常 に満 足 を覚 えております。膨 大 な量 の慎 重 で徹 底 した研 究 がこの翻 訳 に表 われていることを私 は証 言 できます」。シカゴ
大 学 のアレン・ウィクグラン教 授 は「新 世 界 訳 」を,他 の翻 訳 に由 来 せず,多 くの箇 所 で「独 自 の解 釈 ならではの価 値 」を持 つ現 代 語 訳 の例 として引 き合 いに出 しています。―「注 釈 者 の聖 書 」(英 語 ),第 1巻 ,99ページ。英 国 の聖 書 批 評 家 アレグザンダー・トムソンは,「クリスチャン・ギリシャ語 聖 書 新 世 界 訳 」についてこう述 べました。「明 らかにこの翻 訳 は,熟 練 した有 能 な学 者 たちの手 によるものである。彼 らは,可 能 な限 りの英 語 表 現 を駆 使 してギリシャ語 本 文 の真 の意 味 をできるだけ正 確 に伝 えようとしてきた」。―ディファレンシエーター誌 (英 語 ),1952年 4月 号 ,52ページ。著 述 家 チャールズ・フランシス・ポッターは,訳 の数 か所 に違 和 感 を覚 えるとしながらも,次 のように述 べています。「確 かにそれら匿 名 の翻 訳 者 たちは,ギリシャ語 とヘブライ語 両 方 における最 良 の聖 書 写 本 を用 い,学 術 的 能 力 と洞 察 力 をもって訳 してきた」。―「人 は信 仰 によって生 きる」(英 語 ),300ページ。ロバート・M・マッコイは,「
新 世 界 訳 」に独 特 な点 と秀 逸 さの両 方 があるとしつつ,自 らの感 想 をこう結 んでいます。「この新 約 聖 書 の翻 訳 は,聖 書 翻 訳 に伴 う数 多 くの問 題 に聡 明 に対 処 できるだけの資 格 を備 えた[エホバの証 人 の]学 者 たちの働 きを証 ししている」。―アンドーバー・ニュートン・クォータリー誌 (英 語 ),1963年 1月 号 ,31ページ。S・マクレーン・ギルモア
教 授 は,「新 世 界 訳 」の幾 つかの訳 に同 意 していませんが,翻 訳 者 たちが「ギリシャ語 に対 する並 外 れた能 力 を備 えていた」ことは認 めています。―アンドーバー・ニュートン・クォータリー誌 ,1966年 9月 号 ,26ページ。トマス・N・ウィンター
准 教 授 は,「ギリシャ語 聖 書 王 国 行 間 逐 語 訳 」(英 語 )に載 せられている「新 世 界 訳 」について,感 想 をこう記 しています。「匿 名 の委 員 会 による翻 訳 は全 く現 代 的 であり,終 始 一 貫 正 確 である」。―クラシカル・ジャーナル誌 (英 語 ),1974年 4-5月 号 ,376ページ。イスラエルのヘブライ
語 学 者 ベンジャミン・ケダル・コプシュタイン教 授 は,1989年 にこう述 べました。「ヘブライ語 の聖 書 と翻 訳 に関 連 する言 語 学 的 研 究 に際 し,私 は『新 世 界 訳 』として知 られる英 訳 聖 書 をしばしば参 照 しています。そうする度 に,この訳 は本 文 のできる限 り正 確 な理 解 を得 ようとする誠 実 な努 力 を反 映 しているという私 の考 えは繰 り返 し確 証 されています」。宗 教 学 の准 教 授 ジェイスン・デービッド・ベドゥーンは,主 な9つの英 訳 聖 書 を分 析 した結 果 に基 づいて,「『新 世 界 訳 』は,比 較 した聖 書 翻 訳 の中 では,最 も正 確 であった」と書 いています。また,一 般 の人 々 や多 くの聖 書 学 者 が「新 世 界 訳 」に見 られる相 違 点 を翻 訳 者 たちの宗 教 的 に偏 った見 方 によるものと思 い込 んでいるのに対 し,ベドゥーン氏 はこう述 べています。「相 違 点 が見 られるのは,ほとんどの場 合 ,『新 世 界 訳 』が新 約 聖 書 筆 者 の元 々 の表 現 について逐 語 的 に厳 正 かつ保 守 的 に訳 していて,ずっと正 確 だからである」。―「翻 訳 の真 実 」(英 語 ),163,165ページ。
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b 「
c J・B・フィリップスの