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ウクライナのロズジルでは,借りた施設で記念式が行われた。

2023年4月19日
グローバル・ニュース

2023年 キリストの死の記念式 さまざまな困難を乗り越えて出席する

2023年 キリストの死の記念式 さまざまな困難を乗り越えて出席する

2023年4月4日火曜日,イエスの死を思い起こす集まりにエホバの証人と招待された人たちが大勢出席しました。この特別なイベントに出席するために,難しい問題を乗り越えなければならなかった人もたくさんいました。

ウクライナ

例えば,ウクライナの幾つかの地域では,悪天候や激しい戦闘にもかかわらず,何千人もの人たちが記念式に出席しました。ウクライナ東部のある町では,いつ戦闘があるか分からない状況だったので,長老たちは1週間前に記念式の話の音声データを会衆の兄弟姉妹が受け取れるようにしました。その数日後に強い嵐が起き,インターネットや電気が使えなくなりました。でも,会衆全員が事前に録音された話を聞いて無事に記念式を行うことができました。停電や戦争という問題を乗り越えることができたのです。

カザフスタン

カザフスタンに住む15歳のビオレッタは,家族の反対という問題にぶつかりました。同居する祖父は,約20年前からエホバの証人である家族に強く反対してきました。集会に行かせないようにしたり,出版物を破り捨てたりすることもありました。でも,かわいい孫のビオレッタから少しずつ聖書の話を聞くようになりました。今年になって聖書レッスンをするようになり,何と記念式にも出席してくれました。

上: 東ティモールのスアイ,下: 東ティモールのサメ

会衆から遠い地域に住んでいるために,記念式に出席するのが難しい人たちもいました。東ティモールのサメやスアイという町では,合計55件の聖書レッスンが電話で定期的に行われています。どちらの町も最寄りの会衆までバイクで数時間かかる距離にあります。それで,それぞれの町にある個人の家で記念式を開くことになりました。サメには1人の長老が4時間かけて記念式の話をしに行き,式には56人が出席しました。スアイには別の長老が約7時間かけて訪問し,50人以上が出席しました。

チリのワルペン

チリのワルペンにいる兄弟たちは,記念式の会場を見つけるのに苦労しました。それで,兄弟たちは会場を探していることを地元の宗教省の職員に相談しました。すると,記念式が始まる数時間前にその職員から連絡が入り,学校のカフェテリアを使えることになりました。喜んだ長老たちはすぐに準備に取り掛かり,カフェテリアは魅力的な会場に早変わりしました。宗教省の職員と市長を式に招待したところ,出席してくれました。市長はこうコメントしています。「出席者の皆さんが礼儀正しくきちんとしていて,素晴らしいと思いました。子供たちも行儀が良かったです。また是非ご協力させてください」。

モナコ

2022年11月,うれしいことにモナコのエホバの証人が法的に認可されました。ある記念式は魅力的な会場を借りて行われましたが,式に招待された1人の人はこうコメントしています。「とても美しい会場でした。でも出席した人たちは,もっと美しかったです」。

イエスはご自分の死を「思い起こしなさい」と命じました。さまざまな困難を乗り越えて大勢の人が記念式を行うことができたのは素晴らしいことです。(ルカ 22:19